40%引きでご購読
新規!💥 ProPicksを手に入れ、S&P 500を1,183%を超える投資成績を実現した、戦略をご覧ください40%割引で開始

【ユーロ】 リセッション離脱方向の確認を受け、年初来高値更新

発行済 2013-09-24 09:33
更新済 2023-07-09 19:32

ユーロ/円相場は、1ユーロ=133~135円水準まで値位置を切り上げる展開になっている。9月19日には一時134.95円まで値位置を切り上げ、年初来高値を更新した。ただ、その後はドル/円相場の軟化もあって、やや上げ幅を削っており、上昇トレンドが本格化するにも至っていない。

引き続き、ユーロ圏経済に対する楽観ムードが、ユーロ相場を強力にサポートしている。9月のユーロ圏消費者信頼感指数は、前月の-15.6から-14.9まで改善し、11年7月以来の高水準を記録している。依然としてマイナス圏での推移になっているが、景況感の改善が着実に進んでいることが窺える。また、9月の独ZEW景況感指数は、期待指数が前月の42.0から49.6まで上昇し、10年4月以来の高水準を記録している。ユーロ圏がリセッションから徐々に脱し始める中、独仏などの債務問題の影響が軽微な国々がまずは本格的な成長路線に回帰しており、ユーロ圏経済に対する信認を取り戻している。今後も月末・月初にかけて重要指標の発表が相次ぐが、これらがユーロ圏経済の回復見通しを支持する内容になれば、ユーロ相場は素直に買われ易い地合が続く可能性が高い。改めて年初来高値を更新する可能性も十分にあるとみている。

欧州中央銀行(ECB)のドラギ総裁は、必要であれば新たなファイナンスオペ(LTRO)を実施する容易があると表明した。ユーロ圏の景況感改善で短期金利が「妥当でない」水準まで上昇する中、余剰流動性の拡大を目指すものと見られる。足元ではポルトガル国債などの利回りに上昇圧力が見られる中、早めの政策対応は素直に評価でき、債務問題を起点としたユーロ相場のダウンサイドリスクを限定しよう。

テクニカルでは、一目均衡表の転換線(133.28円)前後を支持線に上値を切り上げる展開に。その下は基準線の132.12円、雲上限の129.93円と続く。サイコロジカルは、前週の6勝6敗から変化なし。14日RSIは58.65。

最新のコメント

当社アプリをインストール
リスク開示書: 金融商品や仮想通貨の取引は投資金額を失う高いリスクがあります。仮想通貨の価格は非常にボラティリティーが高く、金融、規制、政治など、外的な要因に影響を受けることがあります。また信用取引はリスクが高いことを十分に理解してください。
金融商品または仮想通貨の取引をする前に、金融市場での取引に関わるリスクやコストについて十分に理解し、専門家の助言を求めたり、ご自身の投資目的や経験値、リスク選好等を注意深く検討することを推奨いたします。
Fusion Media によるこのウェブサイトのデータが、必ずしもリアルタイムおよび正確ではないということをご了承ください。またデータや価格が、必ずしも市場や取引所からではなく、マーケットメーカーにより提供されている場合があります。その為、価格は気配値であり、実際の市場価格とは異なる可能性があります。Fusion Media および当ウェブサイトへのデータの提供者は、当ウェブサイトに含まれる情報を利用したすべての損失に対して一切の責任を負わないものとします。
Fusion Media およびデータ提供者による事前の書面の許可なしに、当ウェブサイト上のデータを使用、保存、複製、表示、変更、送信、配信することを禁じます。すべての知的財産権は当ウェブサイト上のデータの提供者、または取引所が有します。
Fusion Media は当ウェブサイトに表示される広告により報酬を得ることがあります。
上記内容は英語版を翻訳したものであり、英語版と日本語版の間に不一致がある時は英語版が優先されます。
© 2007-2024 - Fusion Media Limited. 無断複写・転載を禁じます